ネックバンド型のBluetoothイヤホンとは?
Bluetoothイヤホンの最大の弱点と言えるのが、バッテリー持続時間の短さです。その弱点を、大きなバッテリーで解消したのがネックバンド型です。
有線式のイヤホンなら、音楽を再生する側の電池が切れるまで使う事ができますが、Bluetoothイヤホンの場合はイヤホン側の電池が切れたら音楽を聴くことができません。
ネックバンド型は、首の後ろにくる部分に大きなバッテリーのスペースを設ける事で、機種によっては最大10時間以上の音楽再生を可能にしています。
ネックバンド型のメリット
ネックバンド型のメリットは、音楽再生時間が長いだけではありません。操作性や装着感、さらに価格においても他のタイプに引けを取りません。
バッテリー容量が大きい
ネックバンド型Bluetoothイヤホンの最大の長所が、圧倒的なバッテリー容量です。バッテリーのために用意されたスペースが他のタイプとは段違いに広いのです。
他のタイプで安い物を選んでしまうと、音楽再生時間が2時間という短さも存在しますが、ネックバンド型には10時間を超える再生時間を達成している商品がゴロゴロとあります。
耳にかかる重さが軽い
ネックバンド型は、耳栓型と同じく耳にかかる負担が小さいのが特徴です。全体の重量は、他のタイプに比べて重くなっていますが、重さのほとんどは首にかかるネックバンド部分に集中しています。
耳にかかる負担は、イヤホン部分と僅かなコードの重さだけですので耳栓型と大差がないレベルで、スポーツ向けよりも軽い装着感になっています。
タッチノイズほぼ無し
コードで繋がっている部分が首から耳までの、たった20cm程度になっています。体に擦れる部分がほぼ無いに等しいので、タッチノイズが他のタイプに比べて非常に小さいです。
ボタン操作がしやすい
ネックバンドが存在するメリットの1つに、大きな物理ボタンを用意できる点があります。耳栓型やスポーツ向けタイプは、重量を抑えるためにボタンを小さくする傾向があります。
しかし、ネックバンド型は首にかかるネックバンド部分の面積が広いために、操作しやすい大きなボタンを設置することが可能です。高い操作性を求めるならネックバンド型を選んでください。
低価格
同じ性能の商品を、小さく軽くするには大きなコストがかかります。ネックバンド型は、重量やサイズを気にする必要がそれほど無いので低価格を実現しています。
他のタイプで、同じ再生時間を実現している商品を探してみると、ネックバンド型の数倍の価格であることも多いです。全体の重量やサイズの大きさに我慢できれば、ネックバンド型が最もコストパフォーマンスが良いと言えます。
ネックバンド型のデメリット
音楽再生時間が非常に長く、値段も安いネックバンド型は他のタイプに比べてメリットが大きいですが、サイズと重量という大きなデメリットも存在します。
大きいサイズが目立ってしまう
ネックバンド型は、構造上どうしてもサイズが大きくなってしまうので、女性の場合はファッションの邪魔をしてしまうことがあります。
しかし、男性の場合はそれほど気になりません。むしろ機械的で、いかにも「ハイテクメカ」というデザインをカッコいいと感じる人も多いのではないでしょうか?
重い
低価格帯のネックバンド型を選んでしまうと、全体の重量が50gを超えてくるので気になるかもしれません。ほとんどは首にかかる重さですが、それでも気になる人は多いでしょう。
しかし、しっかりと軽さを売りにした商品を選ぶと、全体の重量が30gを切ってくるモデルも数多く存在します。再生時間を求めるのか、軽さとの共存を目指すのか、しっかりと目的を決めてから選んでください。
ランニング中は意外と動いてしまう
スポーツをする際にも便利と書かれている商品が多いですが、ランニング中に動いて邪魔に感じる人も多いです。これは自分にフィットするサイズの商品を選べていないことが原因です。
運動中に使用する方は、実際に装着を試せる実店舗に行ってしっかりと商品を吟味する事が重要です。
お勧めする商品
iphoneMAXがお勧めするネックバンド型Bluetoothイヤホンをご紹介します。下に行くほど価格が上がっていきます。
低価格なのにノイズキャンセリング! X-LIVE Z6000
コチラのX-LIVEから発売されているZ6000は、3,000円を切る低価格帯の商品でありながらノイズキャンセリング機能を搭載している事が特徴です。
使わない時に、イヤホンをネックバンドの先端にマグネットで吸着しておける機能や、着信時にネックバンドが振動する機能など求められる機能がほぼ全て搭載されています。
弱点としては、防水規格がIPX4とそれほど良くないこと、ノイズキャンセル機能は通話時のみであることです。しかし、まず試してみたいという方にとっては最善の選択だと思います。
驚愕の音楽再生16時間! GRDE.JP BEST
この商品の最大の特徴は16時間という、圧倒的な音楽再生時間の長さです。これは高価格帯の商品でも実現できていません。ちょっとした旅行なら充電の心配はいりませんね。
本体はさわり心地の良いゴムを採用、ネックバンド部分は折りたたむことができますので、持ち運びにも便利です。
本体の重量が63gと周りに比べて若干重いこと、満充電までに3.5時間要することが弱点といえますが、16時間使えるというメリットの前ではあまり気になりません。
EarPodsに慣れた耳にフィット! Dylan X19C
iPhoneをお使いの皆さんは付属のEarPodsを使用している方が多いのではないでしょうか?このDylanのX19Cは、EarPodsに似たデザインになっていますので、違和感無く装着することができます。
使用しないときに、左右のイヤホン部分をマグネットでくっ付けておけますので、カバンの中で絡まないし首にかけてもオシャレな雰囲気を醸し出します。
再生時間が6時間と若干短めなこと、マニュアルが英語であることが弱点と言えますが、EarPodsに慣れたiPhoneユーザーにしっくりくるデザインは非常に魅力的です。
アクセサリーのような高級感! Sol SHADOW
基本的にスポーツっぽいデザインが多いBluetoothイヤホンの中で異彩を放つデザインを採用したのがSolから発売されているSHADOWです。
世界中のDJやアーティストが使うブランド「Sol」が作ったイヤホンだけあって、デザイン面では他を圧倒しています。ビジネスシーンで使える洗練されたデザインを求めるなら選択肢はコレしかありません。
音楽再生は8時間と申し分ありませんが、防水仕様でないこと、価格が1万円を超えてくることが弱点です。デザイン性の高さを求め、運動時に使用しない方であればメリットしか目に付かない商品です。
一切の妥協が無いノイズキャンセル! Bose QuietControl30
イヤホンやヘッドホンに興味が無い方でも、一度は聞いたことがある「BOSE」という音響界の超大物が本気で作ったBluetoothイヤホンがQuietControl30です。
この商品は徹底的にノイズキャンセル機能にこだわっています。騒音を軽減すると言っても、地下鉄の車内と街中でのざわめきは全く違うものです。
ノイズキャンセルの強さを自動で調整してくれる機能は完全を求める方に必要です。また、自分で強さを調整できるので無音では集中できない方のニーズにも応えます。
弱点は価格です。3万円を超える価格はやはり手を出しづらいですね。しかし、一切の妥協を許さない音質を求めるなら、それほど高い買い物ではない‥かもしれません。
まとめ
Bluetoothイヤホンに限った話ではありませんが、自分の目的に合ったものを選ぶのが最も重要です。質を求めるなら価格には目を瞑る、まず試してみたいなら音質は二の次といった感じです。
Bluetoothイヤホン最大の弱点である、バッテリー持続時間を解消したネックバンド型を是非お試しください。