通販アプリで快適に買い物をしよう!
インターネットの普及により店舗に足を運ばなくても買い物ができる、Amazonや楽天市場などのネット通販を利用する人が増えています。
買い物に行く余裕が無い人でも、24時間365日どこにいても買い物ができるネット通販は非常にありがたい存在です。
2015年に総務省が行った調査では、全年代平均で70%以上がネット通販利用しているというデータが出ています。これは2015年の調査結果なので、現在ではさらに利用者が増えていることが予想できます。
しかし、ネット専用サイト通販アプリまで活用できてい人は極めて少ないでしょう。
専用のアプリを使うことで、より手軽に・より快適に・より安全に買い物を行うことができます。今回は通販アプリの選び方とおすすめのネット通販アプリの紹介をしていきます。
アプリ選びのポイントである、下記の2点について詳しく解説しています。
- 愛用している通販サイトのアプリを選ぶ
- 公式が作っているアプリであることを確認する
通販アプリは安全性が最重要
ネット通販は便利な反面、少なからず個人情報が流出する危険があります。もちろん、正しく利用していれば、危険性はほぼ無いに等しいのですが…。
個人情報の流出に注意!
- 自分の名前
- 自宅の住所
- 携帯電話の番号
- クレジットカード情報
これらの個人情報は非常に重要なもので、悪徳業者に流出すると犯罪に利用されたり、クレジットカードを不正利用されるといった被害に遭う可能性があります。
ネット通販で最も気をつけるべきポイントは、個人情報の流出が防げるか、という点です。
公式が開発・配布していることを必ず確認!
悪意を持った人間が開発したアプリに個人情報を入力すると、個人情報が悪用されてしまいます。
チェックすべきポイントは、「公式が作っているアプリか?」「レビューの数が少なすぎないか?」という2点です。
今回は【Amazonショッピングアプリ】を例に解説していきます。
通販サイトが作っているアプリなのか、必ずチェックしてからアプリをダウンロードしましょう。偽物も「Amazom」や「Anazon」など巧妙な名前になっているので、注意して確認してください。
また、「デベロッパwebサイト」をタップして、公式通販サイトに飛ぶかどうかも確認するのがおすすめです。
偽物のアプリの場合には、レビューの数が異様に少ない、評価が全て星5つ、といった極端な評価になっていることが多いです。
意味が通っていない変な日本語でレビューが書かれているアプリも、偽物の可能性がありますので注意してください。
通販アプリの選び方
通販サイトが作っている安全なアプリであれば、どのアプリを選んでもOKですが、どれを選んだらいいのか分からないという人のために、オススメの選び方を紹介します。
使用頻度の高い通販サイトのアプリを選ぶ
当たり前と言えば当たり前ですが、普段から利用している通販サイトのアプリを使いましょう。
Amazonを利用しているのならば「Amazonショッピングアプリ」、楽天市場を使っているのならば「楽天市場」を選ぶのが良いでしょう。
特にお気に入りの通販サイトが無い、という人はこれから紹介する「送料」「付与ポイント」「取り扱い商品」といった基準で選んでみてください。
送料で選ぶ
通販サイトでの買い物は、無料になることもありますが、基本的には送料が発生します。
100円の商品まで送料を負担していると、お店側が損になってしまいますので、「○千円以上お買い上げの方は」となっていることが多いです。
しかし、ユーザーとしては送料を払いたくないので、出来る限り送料が安い通販サイトを選びましょう。
ここでは、大手通販サイトの送料が無料になる条件を紹介します。
Amazon | 2,000円以上 or Amazonプライム会員 |
---|---|
楽天市場 | 店舗による |
Yahoo!ショッピング | 店舗による |
楽天市場とYahoo!ショッピングは、ショップによって送料無料の条件が異なります。ショップによっては、「○○円以上で送料無料」ですが「レビューを書いたら送料無料」というパターンもあります。
これに対してAmazonは、「2,000円以上なら送料無料」非常に分かりやすくなっています。また、Amazonプライム会員ならば2,000円に達していなくても送料が無料になります。
Amazonプライム会員は、注文した翌日に届く「お急ぎ便」、様々な映画・ドラマ・アニメが見放題の「Amazonプライムビデオ」も見れて、100万曲以上が聴き放題の音楽サービス「プライムMusic」、これらが全て無料で使えます。
30日間の無料体験もあるので、自分に合わないと感じたら無料期間中に退会することも可能です。
付与ポイントで選ぶ
- Amazonは「Amazonポイント」
- 楽天市場は「楽天ポイント」
- Yahoo!ショッピングは「Tポイント」
AmazonポイントはAmazonでしか使えませんが、Yahoo!ショッピングで貯まるTポイントは街中の多くの店舗で使用可能です。
楽天ポイントは、最近でこそ徐々に街中の店舗で使用できるようになってきましたが、まだまだ限られた店舗でしか使えません。
ネット通販で貯めたポイントを街中の店舗でも使いたいなら、Tポイントが貯まるYahoo!ショッピングがおすすめです。
取り扱い商品で選ぶ
多い | 少ない | |
---|---|---|
Amazon | 電子機器・本・家電・ゲーム | 食品・服・靴 |
楽天市場 | 食品・服・靴 | 電子機器 |
Yahoo!ショッピング | 特に無し | 特に無し |
Amazonには、他の通販サイトで買える商品のほとんどがありますが、食品やファッション系は取り扱い商品数が少なくなっています。
楽天市場は、Amazonには無い「お取り寄せグルメ」があり、ファッション系の専門ショップもあるので女性に支持されることが多いです。
Yahoo!ショッピングは、Amazonと楽天市場の中間といった状況です。まだ、世間に浸透している通販サイトとは言えないので、これからに期待ですね。
総合通販サイト公式アプリ
まずは、大抵のものが揃うであろう総合通販サイトから紹介していきます。
Amazon
Amazonショッピングアプリは、Amazon公式サイトでの買い物をアプリ内で行えるだけではありません。
商品のバーコードをスマホのカメラで読み込むだけで、Amazonの販売ページを開ける「スキャン機能」が便利です。
家電量販店でiPhoneケースを買おうと思った時、「Amazonの方が安いかな?」と思っても、Amazon内で検索するのは面倒ですよね?
「スキャン機能」を使えば、瞬時にAmazonの販売ページに飛べるので、安く買える方で購入すればOKです。
スキャン機能以外にも、音声検索やタイムセール告知などがあります。タイムセール告知はAmazonプライムデーなどの特別なセールに役立つので試してみてください。
楽天市場
女性に人気のある楽天市場で買い物を行えるショッピングアプリです。
アプリ経由の買い物で楽天ポイントが+1倍になります。他にも楽天カードを使えば+2倍、楽天モバイルを使っていれば+2倍、など楽天関連のサービスを使うことで多くのポイントをGETできます。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングはTポイントを貯めている人やソフトバンクユーザーにとってお得な通販サイトです。
楽天市場と同じように、アプリ経由の買い物でポイント2倍となっていますが、ソフトバンクユーザーなら常にポイント10倍!!!
正直言って異常とも言えるレベルのポイント還元率になっています。これは、Yahoo!ショッピングは後発組の通販サイトであり、Amazonや楽天市場から多くの顧客を奪うのが狙いです。
スマホをソフトバンクで契約している人は、Amazonや楽天市場を使うよりも相当安く買い物できるので、一度はYahoo!ショッピングを覗いてみてください。
ヨドバシカメラ
2018年5月現在、ヨドバシカメラのオンラインショッピングサイト「ヨドバシ.com」では、全品送料無料になっています。
配送業者の指定、冷蔵庫などの大型家電、デジタルプリントでなければ、どんな商品でも送料無料になるので、送料無料じゃないと嫌だという人にオススメです。
残念ながら他の通販サイトに比べると価格設定が高いものが多いですが、還元率の高い「ヨドバシポイント」を上手に活用できれば、Amazonや楽天市場に負けない安さを目指せます。
nissen(ニッセン)
「ニッセン」は、カタログ通販のイメージが強いですが、現在ではオンラインショッピングにも力を入れています。
ニッセンは公式通販サイト以外にも、楽天市場に「ニッセン楽天市場店」という公式ショップがあります。
ポイント還元率や商品価格を見ると、ニッセン楽天市場店の方が安いのですが、楽天市場店は「返品・交換が出来ない」という弱点があります。
画像引用元:ニッセン楽天市場店
ニッセンにはレディースファッションが豊富ですが、残念ながら返品交換が行えませんので注意してください。
カーテンや寝具などのサイズが決まっていて、返品の可能性が少ないものを買う時だけ公式通販サイトを利用するのが良いでしょう。
フリマアプリ
最近では、公式通販サイトだけではなく、個人間で商品の取り引きが行えるフリマアプリでの流通が増えています。
基本的には中古価格なので、公式通販サイトよりも安く買えるというメリットがありますが、トラブルも多いので注意しましょう。
フリマアプリの注意点
フリマアプリは、あくまでも素人である個人間での取り引きなので、どれだけ注意していてもトラブルに巻き込まれる可能性があります。
注意点を守ってトラブル回避につなげていきましょう。
- 購入者が商品代金を入金しない
- 偽物が届いた、と虚偽の報告をされる
- 「コメント必須」などのマイルールを強要される
- 明らかに写真と違う商品が届く
- ノークレームノーリターンの強要
個人間の取り引きでは明確な取り決めが無いので、出品者・購入者どちらの立場であっても、トラブルが起きやすくなっています。
フリマアプリはスマホだけで簡単に行えることから、10代などの若年層が多いこともあり、言葉使いが適切でなかったり、梱包が適当だったり、ユーザーの質が低いのがデメリットです。
これらのトラブルが起きないように、下記の2点に注意しておきましょう。
- 高評価の多い出品者・購入者と取り引きを行う
- 状態の悪い商品が届いても我慢できるものを購入する
フリマアプリに質の高さを求めるのは場違いなので、割り切って我慢できるレベルで楽しむのがおすすめです。
メルカリ
メルカリは、非常に人気が高くユーザー数も圧倒的に多いので、他のフリマアプリとは比較にならないほどの出品数を誇ります。
欲しい商品をメルカリで検索して、見つからなければ他のフリマアプリでも見つからないでしょう。フリマアプリを使うなら絶対に入れておきたい定番のアプリです。
ラクマ(旧フリル)
ラクマは、メルカリに次いでユーザー数が多いと言われているフリマアプリです。
ラクマの特徴は、販売手数料が圧倒的に安いことです。販売手数料無料は2018年6月4日に終了してしまいますが、6月4日以降も3.5%という手数料の安さを実現しています。
メルカリは手数料が10%なので、ラクマの3.5%は販売手数料がめちゃくちゃ安いと言えます。
購入する側にとっては関係無いことですが、購入も出品も行うという人にとっては、ラクマのほうがお得に使えるでしょう。
ヤフオク
スマホが普及する前の時代に、個人間で取り引きを行う場として有名だったのが「ヤフオク(Yahoo!オークション)」です。
パソコン版のYahoo!オークションは、月額462円のYahoo!プレミアム会員に入っていないと出品できませんでした。
しかし、メルカリやラクマなどのフリマアプリに利用者を引き抜かれてしまい焦ったのか、現在では「ワンプライス出品」という無料会員でも出品できるサービスがあります。
minne(ミンネ)
minne(ミンネ)は、個人がハンドメイドアイテムを出品できるというサービスなので、フリマアプリとは少しだけ違います。
ただ、個人間での売買という意味ではフリマアプリに近いので、興味がある人は覗いてみてください。
洋服・ファッション通販アプリ
家電や食品は通販を利用しないけど、洋服やファッション小物は通販で購入するという人も多いでしょう。ファッション系のショップが出しているアプリを集めてみました。
ZOZOTOWN(ゾゾタウン)
スマホで体のサイズを計測出来るZOZOSUITでも有名な「ZOZOTOWN」が作っている公式通販アプリです。
ファッションアイテムを探す際、ZOZOTOWNに無ければ他のサイトにも無いのでは?と思わせるほど圧倒的な商品数を誇ります。
また、男女問わず若者向けから大人向けまで本当に幅広いラインナップなので、ファッション系の通販アプリとして絶対に入れておきたいアプリです。
SHOPLIST(ショップリスト)
こちらのアプリは、女性向けのファッションアイテムを販売するSHOPLISTの公式アプリになります。
SHOPLISTは、神戸コレクションや東京ガールズコレクションといった、国内の有名なコレクションの公式通販サイトになっていますので、誰もが見たことがある有名なショップが名を連ねています。
UNIQLO(ユニクロ)
こちらのアプリは、国内のファストファッションブランドとして圧倒的な地位を築いた「ユニクロ」の公式通販アプリです。
20年前はフリースなどの低価格商品が売りでしたが、近年では世界中で認知されるほどのブランド力を持った企業に成長しています。
アプリとユニクロの会員情報をリンクさせることで、様々な特典やクーポンを受け取ることができます。頻繁にユニクロを利用する人は是非試してみてください。
GU
元はユニクロの低価格ラインとして始まったGUですが、現在では「ユニクロ=定番」「GU=トレンド」といった独自の路線を貫いています。
GUアプリをGUの店舗で提示すると、「アプリ会員限定価格」が適応されるという非常に強いメリットがあるので、GUに行く機会が多い人は必ずインストールしておきたいアプリです。
もちろん、アプリから通販で買い物をしても会員限定価格になります。
通販アプリで快適なショッピングを楽しもう
高額な家電などを複数の商品と比較しながら選んでいくには、スマホよりも画面の大きなパソコンの方がまだ有利ですが、ちょっとした買い物ならば手軽なスマホアプリで済ますという人が増えています。
公式サイトが作っているアプリであることを確認しておけば、個人情報が漏れる心配も少ないので、安全面でもパソコンでも通販に劣りません。
フリマアプリでは、不要なトラブルに巻き込まれないように注意が必要ですが、スマホアプリならではの手軽さを体感したら病みつきになるでしょう。
最低限の安全確保を行って、毎日の買い物をより手軽に、より快適に行ってください!