防水イヤホンの特徴
iPhone7でのイヤホンジャックの廃止に伴い、Bluetoothイヤホンが劇的に普及しています。ここでひとつ問題になるのが、防水性能ということをご存知でしょうか?
従来のイヤホンジャックに差し込んで使用するイヤホンの場合、防水昨日を備えていなくても、多少の水濡れで壊れることはほとんどありませんでした。何度か洗濯物と一緒に洗ってしまったイヤホンも多いのではないでしょうか?
しかし、Bluetoothイヤホンのように、イヤホン自体に電源を用いる場合には、防水機能がなくては少しの水濡れでも壊れてしまうことがあります。
最近のイヤホンは音質を求めたり、長時間の使用を可能にするために価格も上昇している傾向にあります。もしもの水濡れでせっかくのイヤホンを壊してしまわないように、水濡れの可能性がある人は防水機能を備えたイヤホンを選ぶようにしましょう!
防水イヤホンを選ぶ基準
防水イヤホンをはじめて買う人にとっては、何を基準に選んでいいのかわかりません。そもそもイヤホンを選ぶときの基準を知らない人も多いのではないでしょうか?
もちろん、商品を選ぶときには人それぞれの基準がありますが、今回はiphoneMAXなりに防水イヤホンを選ぶときに注意するべきポイントをまとめてみたので、参考にしてみてください。
防水イヤホン選びのポイント① 防水性能
防水イヤホンを選ぶときに一番に気にしなくてはいけないのが、やっぱりこの「防水性能」です。
通常、防水性能というのはJIS規格に則って、「IP○○」「IPX○」と表記されることがほとんどです。基本的には防水性能を求める商品を購入するときにはこの防水性能を示す、IPの等級を確認するようにしましょう。
保護等級 | 具体的な防水性能 |
---|---|
IPX8 | 【水中形】IPX7よりも厳しい条件下においても、有害な影響を受けない |
IPX7 | 【防浸形】水深1mの水中に30分入れておいても有害な影響を受けない |
IPX6 | 【耐水形】ノズルなどであらゆる方向から強力に放水しても有害な影響を受けない |
IPX5 | 【防噴流形】ノズルなどであらゆる方向から放水しても有害な影響を受けない |
IPX4 | 【防沫形】飛沫を受けても有害な影響を受けない |
IPX3 | 【防雨形】雨風などで鉛直60度の角度で噴霧を受けても有害な影響を受けない |
IPX2 | 【防滴Ⅱ形】鉛直15度の水滴をうけても有害な影響を受けない |
IPX1 | 【防滴Ⅰ形】鉛直に落ちる水滴をうけても有害な影響をうけない |
IPX0 | 無保護 |
上図の表は、防水性能だけを示したIPXの等級表です。防水・防塵性能を示すIP等級と大差はないので、防水性能だけを見るときには、IPXでもIPでもどちらも横の数字だけに注目しましょう。
防水イヤホンの性能として最低限の防水性能は、等級で5以上だと思います。これは使用目的にもより大きく異なりますが、水中につけることがない(運動やレジャーなどで汗に触れる程度)と仮定する場合には、IPX5以上の等級のものを選んでおけば間違いなさそうです。
もし浴室などの水にぬれる可能性がとても高い場所で使用する場合には、IPX8の水中でも使用できる防水性能のものを選ぶようにしましょう。
防水イヤホン選びのポイント② 音質
これは防水イヤホンに限らず、イヤホンを購入する際には気にしておきたいポイントのひとつですね。
防水イヤホンの場合、従来のイヤホンに比べて、音の出るスピーカー部分が閉じられていたりと音質に不安が残る場合も多いです。最近では家電量販店で多くのイヤホンの視聴をすることができるので、一度試してみることをオススメします。
防水イヤホン選びのポイント③ 重量
これはBluetoothイヤホンを購入するときには特に重要視したいポイントです。バッテリーなども含んでしまうBluetoothイヤホンは、どうしても重量が重くなりがちです。
スポーツやレジャーに使用するためのイヤホンの場合は、この重量がとても重要になるので、フィット感とあわせて一度試してから購入するほうがよさそうですね。
普段使いで長時間使用するときには、なるべく耳に負担の少ないウェアラブルネックバンドデザインのものを選ぶのもいいかもしれません。
防水イヤホン選びのポイント④ 価格
Bluetoothイヤホンに限らず、イヤホンの値段が高騰するなか、どうしても値段は気になるところですよね。Bluetoothイヤホンの値段もピンきりなので、安いものを探せばいくらでもありますが、値段相応の商品になってしまうことも多くあります。
長く大事に使うことを前提に、少しだけ奮発して購入してみるのもいいのかも知れませんね。相場としては1万円前後の商品が最近の価格帯としては平均になりそうです。
大切なのは使用するシーンを考えること
防水イヤホンを選ぶときのポイントはここまで紹介した4つくらいだと思います。
このポイントを抑えつつ、何よりも大切にしたいのが、メインで使用するシーンをしっかりと考えることです。
入浴中に使う場合には、何よりも防水性能を優先し、スポーツシーンではフィット感や軽さを重視する。リラクゼーションに使用するときには遮音性やノイズキャンセリングを優先し、音楽を本気で楽しむなら音質を重視する・・・。
使用用途を考えるだけで、どのポイントを大切にするべきかは大きく変わりますね。本来はシーンごとにイヤホンも変えることができればいいのですが・・・。
なかなかそうもいかない場合には、とりあえず手ごろな価格のイヤホンを試してみて、そこから挑戦していくのもいいのかもしれません。
iphoneMAXではシーンに合わせたオススメのイヤホンのご紹介もしています。使いたいシーンがあったら是非参考にしてみてください。
まとめ
一言に防水イヤホンといっても、防水性能はもちろんのこと、さまざまなポイントで差別化されています。値段もピンきりになっているのでどうしても迷ってしまいますよね。
しっかりと使用シーンを考えながら、もしもの時にはお試し気分で手ごろな値段のもので試してみるのもいいですね。
使用するシーンが完璧に絞れている場合には、必要な機能を求めてすこし奮発した商品を購入することで、よりシーンを楽しむことができるかもしれません。特にジョギングなどのスポーツシーンにおいては、軽量の防水イヤホンが大活躍するので是非試してみてください。