Wi-Fiスポットとは?
Wi-Fiスポットとは、街中でも使用できるWi-Fiのことで、各種携帯会社(softbank,au,docomo等)が運営しているものが一般的です。最近ではコンビニなどにも設定されるようになっているので、ある程度の地方でも手軽に街中でWi-Fiを使用できるようになりました。
このWi-Fiスポットが普及したことにより、外出中でも手軽にWi-Fiを利用することができるのですが、問題がひとつあります。それは各種携帯会社で端末契約をしていないと、その携帯会社の運営するWi-Fiを無料利用することができないということです。
コンビニに設置されているWi-Fiスポット等は、どこのキャリアのiPhoneでも使用することができますが、コンビニの近くでないと使用することができません。ちょっとしたカフェでWi-Fiを利用するためには、そのお店に入っている携帯会社のWi-Fiスポットを利用するのが一般的ですね。
今回の記事では、端末契約をしていない携帯会社のWi-Fiスポットを利用する方法をご紹介します。
iPhoneのWi-Fiの設定方法については過去記事「通信制限対策にもWi-Fiを使おう!」をチェックしてください。
Wi-Fiスポットのメリットとデメリット
Wi-Fiスポットを利用する前に、メリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう!
メリット
基本的に無料で利用できる
外出先でWi-Fiスポットを利用する一番のメリットはやっぱりこれですよね!携帯会社が運営しているWi-Fiスポットも基本的には無料で利用することができます。
もしこれが月に数千円するのであれば、ポケットWi-FiやWiMAXを契約した方がお得ですね。
比較的回線が安定している
これはモバイルルーターなどと比較したときに、公共のWi-Fiスポットの方が通信速度が安定しているということです。携帯用の通信回線がとても速くなった今の時代では、安定しないWi-Fi環境はストレスを感じてしまうので、通信速度が比較的安心しているというも大きなメリットのひとつです。
コンビニや喫茶店など、多くの飲食店が利用することができる
最近ではこのWi-Fiスポットの導入をしている施設や店舗がとても多くなっています。ほとんどのコンビニでも設置しているのがとてもうれしいですが、実際に多く使うのは飲食店の中ですよね。各携帯会社のWi-Fiスポットが大抵の飲食店に設置されているので、食事を楽しみながら気兼ねなくiPhoneを使用することができますね。
デメリット
いいことだらけのWi-Fiスポットのように思えますが、そこにはもちろんデメリットも存在します。
不特定多数の人が利用している
Wi-Fiはbluetoothなどの通信規格と違い、一度にたくさんの端末を接続することができます。とくに無料のWi-Fiスポットなどでは、不特定多数の人が同時に利用しているということを忘れてはいけません。あまり実感がないかも知れませんが、同じWi-Fiに接続をしているということは、少し知識のある人なら簡単にあなたのiPhoneの中身を覗くこともできるかもしれないということです。
少し脅しのように聞こえるかも知れませんが、無料のWi-Fiだからといってむやみに接続することでiPhoneのデータを抜き取られてしまうというのは、珍しい話ではありません。信頼できない発信元のWi-Fiには、無料でも絶対に接続しないようにしましょう。
すべてのキャリアの端末が使用できるわけではない
おもに携帯会社のWi-Fiスポットに当てはまることですが、あくまでも自社の商品を安定して使用してもらうために設置しているWi-Fiスポットなので、その携帯会社との契約がなければ無料で使用できるわけではありません。同じ飲食店の中に、複数の携帯会社のWi-Fiスポットが設置されていることもありますが、自分が使っているiPhoneの契約している携帯会社のWi-Fiスポットがなければ使用することができません。
各携帯会社の有料プラン
各携帯会社の用意しているWi-Fiスポットには、他のキャリアのiPhoneやスマホでも使用できるように有料プランが用意されています。なぜわざわざ有料登録してまでWi-Fiを利用するのか理解できない人もいるのかとは思いますが、最近流行の格安SIMの場合、つきの通信量が1Gに設定されていることもあり、外出先でもなるべくWi-Fiを利用しないとすぐに通信制限を受けてしまいます。
このように月の通信量を極端に下げている人にとっては、Wi-Fi環境は死活問題でもあります。
手軽に必要なときだけ使うならsoftbankのWi-Fiスポット
サービス概要・内容:ソフトバンクWi-Fiスポット(EX) | ソフトバンク
softbankのWi-Fiスポットは、softbank以外で契約している端末でも日額476(税抜き)で使用することができます。
毎日使用したとすると476×31=14,756円+税なので、かなり割高ではありますが、普段使用しなくてもしものときだけ使用するなら、日額で使用できるのがとても魅力的ですね。この日額使用をするためには、あらかじめWi-Fi以外の通信(softbank Wi-Fiスポット以外からの通信)で登録しておく必要があります。
登録さえしておけば、困ったときにいつでも日額利用をすることができるので、まずは登録だけでもしておくといいかも知れませんね。
※日額利用の支払いはクレジットカードのみとなっています。
お得にたくさん使うならdocomoのWi-Fiスポット
docomoが提供しているWi-Fiスポットでは、他キャリアの端末で使用するためには月額1,500円(税抜き)を支払う必要があります。softbankのWi-Fiスポットと比べると月の使用料ははるかに安く済みますね。格安SIMで携帯使用料を極端に節約している人にとっては、このdocomoのWi-Fiスポットを合わせて利用することで、通信制限も気にすることなく安くiPhoneを楽しむことができるのではないでしょうか。
月額利用になると、一番気になるのが使用できるエリアの問題ですよね。せっかく月額を払うのであれば毎日でも使いたいのが普通の考えですよね。
まずは「docomo Wi-Fiエリア検索」からdocomoのWi-Fiスポットがどこで利用できるのか、まずはチェックしてみるのもいいのでは?
一台でもau端末を持っているならauのWi-Fiスポット
au Wi-Fi SPOT | au Wi-Fi:スマートフォン | au
auの提供しているWi-Fiスポットでは、基本的にauで回線契約している端末しか使用することができません。しかし、iPadやMacbookなどの端末の場合、auで契約したスマホなどを1台でも持っていれば、最大で4台まで使用できるようです。もちろん無料で使用することができます。
少し設定が面倒なようですが、無料で使用できるのはとても魅力的ですね。問題点としては、他キャリアで契約したiPhoneを接続することができないので、au以外のiPhoneを利用する場合にはSIMフリーのiPhoneを用意する必要があります。
利用できる人が限られてしまいますが、基本無料で使うことができるauのWi-Fiスポットはとても魅力的で、この特典のためにauに乗り換える人も少なくはないようです。auのスマホやiPhoneをお持ちの人は迷わずチェックしてみてください。とくにauのWi-Fiスポットは、多くの飲食店で使用できるイメージが強いので、外食が多い人やファミレスでちょっとした仕事をする人は要チェックですね。
まとめ
同じWi-Fiスポットでも、運営する携帯会社によってその特徴は大きく違いましたね。今までは携帯会社を決めるときには携帯端末や料金プランなどで決めていましたが、Wi-Fiスポットのサービスを見て、携帯会社を決める時代になるのかも知れません。
iPhoneを買い換えるときには、ぜひ各携帯会社のWi-Fiスポットのサービスも参考にしながら契約する通信業者を選んでみてください。