ペアレンタルコントロールにはコンテンツ許可設定が必須!

設定方法

ペアレンタルコントロールしてますか?

ペアレンタルコントロールは子供が利用する通信機器を監視して制限することを言います。正しく利用できれば便利なインターネットですが、子供にとっては有害なコンテンツもインターネット上には存在します。iPhoneにおいてのペアレンタルコントロールは利用できるアプリや閲覧できるコンテンツを制限することがメインになっています。

あまりにも自由を奪いすぎるのは考えものですが、悪影響を与えるコンテンツから子供を守るためにも適切なペアレンタルコントロールを行いましょう。

機能制限のコンテンツ許可設定方法

「コンテンツ許可設定」ではアプリの使用可否を変更したり年齢制限をかけるといったことが行えます。機能制限の一部である「コンテンツ許可設定」の方法を覚えておきましょう。

①『設定』アプリを開く
歯車のマークに似たアイコンをタップして『設定』アプリを開きます。
①『設定』アプリを開く

②『一般』を開く
『一般』をタップして開きます。
②『一般』を開く

③『機能制限』を開く
メニュー一覧の中央付近にある『機能制限』をタップして開きます。
③『機能制限』を開く

④パスワードの入力(設定)
機能制限を利用していない場合には最初に機能制限を管理するパスワードを設定します。このパスワードはiPhoneのロック画面を開くパスコードとは別物なので、違う数字を設定できます。

しかし、ここで設定したパスワードを忘れてしまうと機能制限を解除するためにiPhoneを初期化しなくてはいけなくなってしまうので忘れないように注意してください。

④パスワードの入力(設定)

⑤パスワードの再入力(設定)
先程入力したパスワードをもう一度入力して、パスワードの設定を完了させます
⑤パスワードの再入力(設定)

⑥『コンテンツの許可』で設定
機能制限の中にある『コンテンツの許可』を設定して、ペアレンタルコントロールを行います。
⑥『コンテンツの許可』で設定

コンテンツ許可設定は年齢制限がメイン

機能制限には沢山の設定項目がありますが、その中で「コンテンツの許可」は年齢による制限をメインに行う項目になっているので、ペアレンタルコントロールには最適と言えます。

アプリの利用自体には使用制限をかけずに有害なコンテンツから子供を危険から守りつつも、アプリそのものは楽しめるように設定することができるので積極的に活用しましょう。

制限の地域指定

この項目では地域を設定することで自動的にその地域に合った適切なコンテンツレートが設定できます。

この項目は制限を掛けるための基準を設定するためのものです。

『日本』に設定すると「G、PG12、PG15+、R18+」という選択肢が表示されますが、『アメリカ合衆国』に設定すると「G、PG、PG-13、R、NC-17」という選択肢が表示されるといった具合になります。

以降の制限内容はこの制限の地域設定を『日本』に設定した状態での解説になります。

音楽とニュース

制限情報
制限するコンテンツ音楽など
制限範囲製作者が発行する「EXPLICIT」ラベルがつけられた作品の視聴・購入
対象アプリ「iTunes Store」「ミュージック」などのEラベルを使用しているアプリ

設定できる項目は『EXPLICIT』のONとオフです。

『EXPLICIT』をONにすることで、不適切なコンテンツを含む「ミュージック・ミュージックビデオ・Podcast・ニュース」の再生を許可します。不適切なものを制限したい場合はOFFに設定しましょう。

『EXPLICIT』とは、音楽コンテンツなどに生々しい表現や不適切な表現が含まれていることを示すラベルのことで、製作者が利用者に対して告知するものです。

そのため、全てのコンテンツを制限できるわけではありませんが、製作者側で過度な表現が含まれていると認識されているものに関しては、視聴や購入を制限することができます。iTunes Storeやミュージックアプリの中では、音楽のタイトルの横に「E」というラベルが付いているものが制限対象の作品です。

小中学生などが使用するiPhoneで設定しておくことで、不適切な表現から子供を守ることができます。邦楽ではあまりありませんが、洋楽になると過度な表現の音楽も少なくありません。子供だけでなくグロテスクな表現や性的表現を嫌う人は設定しておくことで、快適にiTunes Storeで音楽を探すことができます。

映画

制限情報
制限するコンテンツ映画
制限範囲映画倫理機構が定めるレーティングシステムに基づいた作品の視聴・購入
対象アプリiTunesStore

映画倫理機構が定めるレーティングシステムでは下記のような区分が指定されています。

  • 【G】:全年齢対象
  • 【PG12】:12歳未満が閲覧する際には成人保護者の助言や指導が適当
  • 【PG15+】:15歳未満が閲覧する際には成人保護者の助言や指導が適当
  • 【R18+】:18歳未満は閲覧禁止

『PG』はParental Guidanceの略称で日本語に訳すと「親の助言・指導」という意味になります。完全に禁止するのではなく、閲覧を制限するのか親に判断が委ねられるコンテンツです。教育方針や映画の内容によって判断しましょう。

『R』はRestrictedの略称で日本語に訳すと「観覧制限」になります。この『R』に指定されている映画は年齢によって閲覧そのものが禁止されています。

年齢制限がかかるような描写が存在する映画を見たくない人は大人であっても自分用に制限するのも良いでしょう。

テレビ番組

制限情報
制限するコンテンツテレビ番組
制限範囲テレビ番組の年齢制限に基づいた作品の視聴・購入
対象アプリ日本国内では取り扱い無し

日本国内ではテレビ番組の年齢制限が行われていないので、下記の区分は海外の年齢制限を参考にしているものと推測されます。

  • 【0+】:全年齢対象
  • 【9+】:9歳未満の子供には不適切な内容が含まれる可能性がある
  • 【12+】:12歳未満の子供には不適切な内容が含まれる可能性がある
  • 【18+】:18歳未満の子供には不適切な内容が含まれる可能性がある

日本ではテレビ番組購入サービスが無いはずなので、この項目ではどれに設定しても変化が無いでしょう。しかし、将来的に配信が開始されたときのことを考えるなら、設定しておいて損はありません。

ブック

制限情報
制限するコンテンツブック・オーディオブックなど
制限範囲不適切な性的描写のある作品のサンプリング・閲覧・ダウンロード
対象アプリiBooks

実際に試してみたところ、iBooksでは性的描写を含むブックを表示できませんでしたが、他の電子書籍リーダーでは閲覧できてしまいました。そのため、子供にiPhoneを使わせる場合にはアプリのダウンロード自体も制限したほうが良いでしょう。

また、年齢制限がかかるような描写が存在するブックを見たくない人は、大人であっても自分用に制限するのも良いでしょう。

App

制限情報
制限するコンテンツ全てのアプリ
制限範囲Appleが定める年齢制限に基づいたAppの使用・ダウンロード
対象アプリ全てのアプリ

Appleが定める年齢制限のレートの内容は下記の表のとおりです。

  • 【Appを許可しない】:標準アプリ以外のアプリのダウンロードと使用が制限されます。
  • 【4+】:4歳未満の子供に不適切なコンテンツを含むことがある
  • 【9+】:9歳未満の子供に不適切なコンテンツを含むことがある
  • 【12+】:12歳未満の子供に不適切なコンテンツを含むことがある
  • 【17+】:17歳未満の子供に不適切なコンテンツを含むことがある
  • 【すべてのAppを許可】:全てのアプリのダウンロードと使用を許可

日本国内で一般的なSNSであるというジャンルの中でも区分が違うことがあります。FacebookとLINEは「+4」、Instagramは「+12」、Twitterは「+17」など内容によって大きく年齢制限が変わっています。これらのレートを目安にして制限すべきアプリを選別するのも重要です。

また、iPhoneの設定アプリから行える機能制限だけで制限しようとするのではなく、各アプリ内での設定で対応する方法もあるので最善の策を探してみてください。

Siri

制限情報
制限するコンテンツSiriを使った検索
制限範囲不適切な言葉の検索・Web検索の結果の表示
対象アプリSiri

Safari等のWebブラウザの使用を制限しても、Siriを使って検索をかけると不適切な言葉を検索することができてしまいます。『不適切な言葉』を制限しておけば、Siriで検索を行っても検索結果を表示しない設定にできます。また、『Web検索コンテンツ』を制限するとSiriでWeb検索の結果を表示させない設定にできます。

文字入力ができない子供でもSiriを使えば言葉を発するだけで検索を行えるので、小学校低学年の子供にiPhoneを使わせる場合にも注意が必要です。後で検索履歴を確認した際に有害なサイトにアクセスしていたという事態に陥らないよう、あらかじめ設定しておきましょう。

Webサイト

制限情報
制限するコンテンツWebサイトへのアクセス
制限範囲アダルトコンテンツと判断されるWebサイトの閲覧
対象アプリSafari、Chromeなどのブラウザ

この項目で設定できる選択肢は下記のとおりです。

  • 【すべてのWebサイト】:全てのWebの閲覧を許可する。
  • 【アダルトコンテンツを制限】:アダルトコンテンツと判断されるWebサイトの閲覧する。
  • 【指定されたWebサイトのみ】:指定したWebサイトのみしか閲覧を許可しない。

『アダルトコンテンツ』の定義は公表されていませんが、「アダルトサイトに指定されているサイトのURL」や「アダルトコンテンツに関連するキーワードを含む」という点を重視して『アダルトコンテンツ』と定義しているものと思われます。

子供にアダルトコンテンツを絶対に見せたくないという親は【アダルトコンテンツを制限】に設定するのではなく、安全だと確信できるサイトを選別・指定してから【指定されたWebサイトのみ】に設定するのが良いでしょう。

また、友人や家族にiPhoneを貸す際にも、変なサイトにアクセスされないように設定しておくという使い方もできます。

年齢制限はネットの常識

現在、ペアレンタルコントロールはiPhoneに限らずゲーム機でも実装できるようになっています。特にインターネットに接続できるものは不適切なコンテンツを閲覧してしまう可能性があるので、年齢での閲覧制限などの管理がとても重要です。

子供が触ることが多いゲーム機器などにはペアレンタルコントロールを設定する項目が必ず存在することからも、ペアレンタルコントロールを行うことが常識であることが分かります。子供は親が思っている以上に賢く制限の隙間を見つけるのが得意なので、本当に全ての行動を制御したい場合にはインターネットに接続できるアプリ全てを制限してしまったほうが楽かもしれません。

インターネットは勉強にも役立つ便利なものですが子供を守るためにも、iPhoneなどインターネットに接続できる機器を子供に触らせる場合には年齢制限をかけることが常識です。

ペアレンタルコントロールでネットから子供を守ろう!

iPhoneの機能制限だけでは閲覧を制限できないものもありますので、ペアレンタルコントロールを行うためにはサードパーティ製のアプリなども活用してください。

全ての情報をシャットアウトするのは教育としても良くないこともありますので、適度に制限しつつ見守るのがペアレンタルコントロールとして最善でしょう。