ロック画面のセキュリティとは?
ロック画面のセキュリティとは、ロック画面における防犯対策のことです。パスコードやTouchIDを設定することが、主なセキュリティ対策です。
iPhoneはロックを解除する前の状態でも、設定を変更したりメールや電話などの通知を確認したり、できることがたくさんあります。
これらの機能はユーザーがiPhoneを快適に使用するために必要なものですが、iPhoneが悪意を持った人間の手に渡ったときのためにしっかりとセキュリティ対策をすることが重要です。
セキュリティ対策をしないとどんな危険があるのか、どこまで設定しておきたいのか、を解説していきます。
対策しないとこんなに危険!
iPhoneを使っている方で、全ての機能を誰でも使えるように一切のロックをしていない、という方はほとんどいないと思います。
しかし、Siriやコントロールセンター、通知センターに関しては何もしてない、そもそも設定が変更できることすら知らないという方が多いでしょう。
メールやLINEの通知が見られてしまう
皆さんご存知の通り、パスコードやTouchIDを設定していないと、誰でもホーム画面に入れてしまいます。また、ホーム画面に入れなくても通知センターで多くの情報が見られてしまいます。
誰からメールが来たというのが見えられてしまいますし、LINEの場合は設定しておかないと冒頭の一部を読まれてしまいます。見られても困らないかもしれませんが、気持ちの良いものではありませんよね?
Siriが使えてしまう
Siriに「通話履歴」と話しかければ、ロックを解除できなくてもiPhoneの通話履歴を見ることができてしまいます。「電話」と話しかければ電話帳に登録されている番号に発信することもできます。
「スケジュール」や「今日の予定は?」と言えば、カレンダーやリマインダーに登録されている情報を知ることもできます。
非常に便利なSiriですが、iPhoneを盗まれたら個人情報がだだ漏れになってしまいます。そうならないように、ロック画面からSiriにアクセスできないようにしておきましょう。
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対策すべき項目
設定できる項目はいくつかありますので、御紹介します。
コントロールセンター
ロック画面からコントロールセンターを呼び出せてしまうと機内モードを設定できるため、iPhoneを盗んだ人にロック解除の時間を与えてしまいます。
機内モードをオンにして、Wi‐Fiをオフに設定すると「iPhoneを探す」の機能を利用できなくなります。盗んだ人は追われることなくロック解除に時間を使えるのです。
コントロールセンターについては【「コントロールセンター」で出来る事】にまとめてあります。
パスコード
多くの方が既に設定済みだと思いますが、一応解説します。パスコードを設定するとロック画面からホーム画面に移行するために暗証コードの入力が必要になります。
高度な技術を持つハッカーにとって、他人のiPhoneのパスコードを解除することは、非常に簡単なことです。しかし、多くの人間はパスコードが設定されている時点で悪用を諦めます。
設定も簡単ですし、パスコードの入力も慣れればiPhoneを持った手が自然に動いてしまいますので、絶対に設定しておきましょう。
パスコードについては下の2記事にまとめてあります。
Touch ID
慣れてしまえば簡単なパスコードの入力ですが、それを更に簡単にするのがTouchIDです。5s以降のiPhoneであれば登録した指をホームボタンに置くだけでロックを解除することができます。
ロック画面だけでなく、その他のアプリの本人認証でも使う機会があるので設定することをお勧めします。
通知センター
通知センターをロック画面から見られない設定にすることができます。これによって、誰から着信があったとか何時にどんな内容のLINEが来ているといった情報を隠すことができます。
もちろんアプリごとに設定しておかないと、ロック画面に通知表示されてしまいますので注意してください。
通知センターについては【通知センターの使い方と設定方法!】にまとめてあります。
Siri
ロック画面でSiriを使えると、iPhoneのほとんどの機能が使えると言っても過言ではありません。電話もかえられるし、メールも送れる、iPhoneの持ち主の情報を調べることもできます。
ロック画面からSiriへのアクセスを許可していれば、「Hey Siri どこにいる?」と言ってiPhoneの場所を探す機能が使えますが、その利便性以上に危険が大きいです。
iphoneMAXではロック画面でのSiriを使えない設定にしておくことを推奨しています。
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まとめ
iPhoneを落とす、どこかに置き忘れることを想定して、最低でもパスコードは絶対に設定してください。万全を期すならSiriへのアクセスを許可しない、コントロールセンターを使えない設定にしておきましょう。
何よりも大事なのは、危険性を認識するということです。皆さんが思っている以上にiPhoneには個人情報が多く詰まっています。iPhoneを信頼できない人に渡さない、渡ってしまった時の事を考えてセキュリティ対策をしておきましょう。