完全無料のiPhoneデータ移行ソフト『EaseUS MobiMover Free 3.0』の使い方

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完全無料のデータ移行ソフトは他にない?

多くの無料データ移行ソフトは『無料で使用できる期間』や『移行できるデータ範囲』が定められているので、データ移行ソフトとして機能しないことがあります。

今回ご紹介する『EaseUS MobiMover Free』は機能・期間・データ範囲の全てに一切制限が無く、個人利用であれば完全無料で使用できるデータ移行ソフトです。

『EaseUS MobiMover Free』の特徴から使い方・有料版との比較まで、iphoneMAX視点でご紹介していきます。

EaseUS MobiMover Freeの特徴

『EaseUS MobiMover Free』には、iPhoneユーザーにとって便利で嬉しい機能がたくさんあります。これまでデータ移行やバックアップの方法に悩んでいた人には特に参考になると思います。

『完全無料』のiPhoneデータ移行ソフト

『EaseUS MobiMover Free』は無料ソフトなのに、使用期間などの制限が一切なく全てのデータを移行できる完全無料のデータ移行ソフトです。EaseUS社はデータ復旧ソフトがあるので、そちらで利益が出た分ユーザーに還元しているといった具合でしょう。

他のデータ移行ソフトは無料で使える期間が1週間程度に制限されていたり、音楽は移行できるけど写真はダメといった制限があるものが多いです。有料版が売れなければ大きな利益にならないので仕方がありませんが、利用者としてはできれば無料がいいですよね?

分かりやすいインターフェイス

iPhoneは説明書がなくても使える直感的なインターフェイスが特徴ですが、パソコンはその反対で解説が無いと操作が分かりにくい部分があります。『EaseUS MobiMover Free』には無駄なボタンや装飾が一切無く、どこをクリックすれば何ができるのか分かりやすいデザインです。直感的に操作できるのはスマホ世代にとって非常に優しい設計だと言えます。

最新のiPhoneXにも対応!

無料で使い方も分かりやすいデータ移行ソフトだとしても、自分が愛用しているiPhoneに対応していなくては全く意味がありません。『EaseUS MobiMover Free』は無料ソフトでありながら、最新のiPhone Xにも対応しています。毎年新しいiPhoneに買い換えても、同じデータ移行ソフトを使い続けることができます。

毎日のバックアップには不向き?

直感的に操作できる無料ソフトでありながら最新のiPhoneに対応している『EaseUS MobiMover Free』ですが、毎日バックアップをとりたい人には最適とは言えないかもしれません。自動バックアップ機能が無く、ワンクリックで行えるバックアップではフルバックアップしか作成できないのも弱点です。

しかし、フルバックアップと毎日の細かなバックアップを使い分ければこの問題を解消できます。毎日のバックアップは自動バックアップ可能なiCloudを利用し、月に1回のフルバックアップには『EaseUS MobiMover Free』を利用するという使い方がおすすめです。

EaseUS MobiMover Freeのダウンロード方法

基本的には公式サイトからインストーラーをダウンロードして、インストールするだけで使えるようになります。最初に下記のリンクからインストーラーをダウンロードしてください。

『EaseUS MobiMover Free』公式サイト

①ダウンロード
公式サイトのダウンロードボタンをクリックして、ファイルをダウンロードをします。
①ダウンロード

②インストール開始
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールを開始します。
②インストール開始

③言語を選択
日本語を選択したら『OK』をクリックしてください。
③言語を選択

④規約を確認
利用規約を確認し、内容に問題がなければ『同意』をクリックしてください。
④規約を確認

⑤インストール先の選択
特に指定がなければそのまま『次へ』をクリックしてください。
⑤インストール先の選択

⑥追加タスクの選択
特に指定がなければそのままで『次へ』をクリックしてください。
⑥追加タスクの選択

⑦『完了』をクリック
『完了』をクリックすれば、インストール完了です。
⑦『完了』をクリック

EaseUS MobiMover Freeを使ったバックアップの作成

『EaseUS MobiMover Free』の使い方はとても簡単ですので、バックアップの作成方法からデバイス間のデータ移行方法まで覚えておきましょう。

たったのワンクリックでバックアップを作成!?

ソフトの起動などを含めると完全にワンクリックとはいきませんが、マウスを操作するだけで簡単にバックアップを作成できます。また、バックアップを作成する段階で必要なものだけを選ぶ場合は、『転送』を行う前に必要無いカテゴリからチェックマークを外しておきましょう。

①ソフトを起動する
デスクトップ上に作成したアイコンをダブルクリックするか、プログラムの一覧から『EaseUS MobiMover』をダブルクリックして起動します。
①ソフトを起動する

②iPhoneをパソコンに接続
パソコンのUSB差し込み口とiPhoneのLightningケーブルを差し込んで、iPhoneとパソコンを接続します。
②iPhoneをパソコンに接続

③『信頼』を選択
iPhoneの画面に『信頼しますか?』と表示されたら、『信頼』をタップして選択してください。
③『信頼』を選択

④パスコードを入力
iPhoneのロック画面を解除するパスコードを入力してください。
④パスコードを入力

⑤パソコンの認証を完了
『OK』をクリックして、iPhoneとパソコンの認証を完了させます。
⑤パソコンの認証を完了

⑥『コンピュータに転送』を選択
『コンピュータに転送』をクリックして選択すると、iPhone内部のデータを読み込み始まります。写真や動画の数が多い場合には数分掛かることがあります。
⑥『コンピュータに転送』を選択

下記の項目を転送したい場合は、あらかじめiCloudバックアップをOFFにしてください。

  • 連絡先
  • メモ帳
  • カレンダー
  • Safari閲覧履歴
  • ブックマーク

iCloudバックアップをOFFにする手順は、『設定アプリ』⇛『自分の情報』⇛『iCloud』⇛『iCloudバックアップ』です。詳しい解説は『PCが無くても大丈夫!『iCloud』でバックアップ作成』をご覧ください。

⑦転送したいカテゴリを選択し『転送』をクリック
転送したい項目だけにチェックを入れてから『転送』をクリックしてください。最初は全てにチェックが入っています。
⑦転送したいカテゴリを選択し『転送』をクリック
今回試しにデータ容量を32GBほど使用しているiPhoneで、全データを転送してみたところ約42分間かかりました。写真の枚数も約7,000枚と多めだったので、これだけ長時間かかったのかもしれません。写真が多く保存されている人は、時間に余裕を持って転送を始めましょう。

バックアップ作成の前にiPhoneのデータ整理をしてみる

iPhone内に保存されたデータを整理することも可能です。『カスタム』の項目では「ファイルの削除」と「パソコンへの転送」が行えます。パソコンの大きな画面とマウスで操作できるので、大量の写真を整理する際には大幅な時間短縮が望めるのが特徴です。

①『カスタム』を選択
画面右側にある『カスタム』をクリックして選択します。
①『カスタム』を選択

②編集したいファイルを選択
編集したいファイルをクリックして選択します。チェックマークが付いていれば選択できています。
②編集したいファイルを選択

③ファイルをiPhoneから削除
画面右上にある『ゴミ箱』のアイコンをクリックして操作を行います。
③ファイルをiPhoneから削除

④ファイルをパソコンに転送
画面右上にある『パソコン』のアイコンをクリックして操作を行います。
④ファイルをパソコンに転送

私が保有するiPhone6(iOS11.2.1)とiPhone5(iOS10.3.3)ではエラーが発生してしまい、ファイルの削除が行えませんでした。しかし、『EaseUS MobiMover』の担当者様に確認をしたところ「一般的には正常に機能する」と聞いております。

また、ファイルの削除が行えない場合には、パソコン(エクスプローラーでのファイル削除)やiPhone本体から行えますので、そちらを利用しましょう。

機種変更ならバックアップじゃなくて『デバイス間データ移行が便利』

『EaseUS MobiMover』の特徴であるデバイス間での直接データ移行の手順を解説します。一度パソコンに保存するという一手間が減るので、時間短縮と操作ミスの減少が望めるのが特徴です。

①元のデバイスを選択
左上にあるデバイス選択メニューから、データもとのデバイスを選択します。iPhoneを機種変更する場合には、古いiPhoneを選択するといった具合です。
①元のデバイスを選択

②『他のデバイスに転送』を選択
画面右側にある『他のデバイスに転送』をクリックして選択します。
②『他のデバイスに転送』を選択

③転送するファイルを選択
転送するファイルを選択します。全てのデータを転送する場合は、そのままでOKです。
③転送するファイルを選択

④転送開始
『転送』をクリックして転送を始めます。
④転送開始

EaseUS MobiMover Freeを使ってiPhoneを復元

パソコンに保存したバックアップから、iPhoneのデータを復元する方法を解説します。

①『このデバイスに転送』を選択
画面右側にある『このデバイスに転送』をクリックして選択します。
①『このデバイスに転送』を選択

②転送ファイルの種類を選択
転送するファイルの種類を選択してください。フォルダ全体を転送するのか、ファイルを1つずつ選択する方法から選べます。
②転送ファイルの種類を選択

③転送するファイルを選択
転送するファイルを選択します。全てのデータを転送する場合は、そのままでOKです。
③転送するファイルを選択

④転送開始
『転送』をクリックして転送を始めます。
④転送開始

pro版にアップグレードでさらにこんなこともできる!

無料でも十分過ぎるほど便利な『EaseUS MobiMover』ですが、pro版にアップグレードすることで更に多くのメリットがあります。

  • 永久無料アップデート
  • 営利目的での利用可能(無料版は営利目的での利用不可)

個人でiPhoneの機種変更用に使うだけならば無料版でもなんとかなりますが、営利目的での利用をしたい人はpro版が必要です。「永久無料アップデート」と「営利目的での利用」という言葉だけを見ても意味が伝わりにくいことがあるので解説します。

「永久無料アップデート」は新バージョンへ無料でアップデート

「永久無料アップデート」とは新しいバージョンが発表された際に無料でアップデートできる権利のことです。

無料版を使用している場合、新しいバージョンが発表された際に無料版があればアップデート可能ですが、pro版しか新しいバージョンが無い場合にはアップデートできません。

新しいiPhoneが発表された際には、無料版よりもpro版のほうが優先的に開発されることは明白です。毎年新しいiPhoneに乗り換えるという人は、すぐに移行ソフトを使えるようにpro版の購入を検討したほうがいいかもしれませんね。

営利目的での利用でもOK

iPhone修理や中古iPhone販売などの付加サービスとして、データ移行を代行する「営利目的」で『EaseUS MobiMover』を利用する場合は、pro版へのアップグレードが必須です。無料版では営利目的での利用が禁止されていますので、必ずpro版を購入しましょう。

「無料版」と「pro版」どちらを選べばいいのか

結論から言いますと、まずは無料版を試してみるのがおすすめです。無料版からpro版へのアップグレードは簡単にできますし、バックアップしたデータにも互換性がありますので、無料版を試して良いと感じたらpro版にアップグレードしましょう。

ただし、営利目的での利用は最初からpro版の購入が必須です。

無料版とpro版の比較表
無料版pro版
料金無料有料
永久無料アップデート×
営利目的での利用×

無料版を使ってみてからpro版にアップグレードすることもできますので、興味がある人はチェックしてみてください。無料版とpro版のダウンロードページからどうぞ。

無料版のダウンロードページはこちら
pro版のダウンロードページははこちら

iPhoneのデータ移行は自分で行うのが主流になる

これまでは機種変更の際に店舗でデータ移行まで代行してくれることが多かったですが、格安SIMが普及していくこれからはデータ移行も自分でやらなければいけない時代になっていきます。データ移行という技術は格安SIMを使うために必須のテクニックとも言えます。

また、キャリアが提供していたバックアップサービスを使っていた人は、自分でバックアップソフトを探すところから初めなければいけません。周りに流されたり人任せにするのではなく、自分で考え行動していくことが必要になるのです。

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