イヤホンジャックの廃止!iPhone7の挑戦

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イヤホンジャック廃止の理由

iPhone7ではこれまでのiPhoneシリーズに存在した3.5mmのイヤホンジャックが廃止されました。発売前から噂はありましたが、利便性から考えるとまだ無くならないだろうと考えていましたが、Appleは大きな「勇気」を持って廃止を決定したようです。

イヤホンジャックの廃止には理由が3つあると思います。

    3つの廃止理由(予想)

  1. イヤホンジャックが無いという目新しさで他社との差をアピールできる。
  2. グループ会社で販売する商品を売りたい。
  3. AirPodsを広く普及させたい。

この3つだと推測する理由を説明しますが、その前に一般的に言われる理由についての見解を書きたいと思います。

耐水性能向上の為ではない

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みなさんはiPhoneの弱点であった耐水性能を向上させる為に、これまであったイヤホンジャックという穴を塞いだのだろうと思われるかもしれませんが、iphoneMAXの意見は違います。なぜならAndroidはイヤホンジャックを残しながら防水を実現しているからです。

Appleは自社の技術が他社に引けを取らないどころか、大きく先を行っているというアピールをしています。他社が実現出来ている技術がアップルに出来ないわけがありませんからね。

カメラ性能向上の為?

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iPhone7ではカメラ性能向上の為カメラの大型化が進み、iPhone6と同じサイズを保つ為にはスペースが足りなくなるため、イヤホンジャックを廃止してスペースを捻出した。というコメントがAppleの副社長から出ています。

確かにカメラは大きくなり性能も著しく向上したと思います。光学式手振れ補正がPlusでないiPhone7にも搭載され、Plusはデュアルカメラを搭載し「ぼかし」を生かした撮影も可能になるようです。

しかし、Appleがイヤホンジャックを廃止した本当の理由は他にもあると思います。

iphoneMAXが考える別の理由

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多くの人が最初に思いつくであろう「耐水性能の向上」や「カメラ性能向上」は表向きの理由であり、Apple社の本当の狙いは違う場所にあると思います。

他社との差をアピール

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Apple社はこれまでも大きな改革を行ってきました。Macbookに光学ドライブが付いていないと言われた時に、コレは売れないのでは?と思いましたが、今では多くの方がMacbookを愛用しています。

イヤホンジャックがなくなった事でiPhoneに存在する端子はLightningだけになりました。これはAndroidには無い非常にシンプルなデザインであり、古くからのAppleファンなら「iMac G3」思い出すのではないでしょうか。

非常に大きな改革を行い、Appleは時代の最先端を走り続けている事をアピールしたいのではないでしょうか。

実は現在AppleはiPhoneの販売において、今までほど絶好調とは言えない状況になっています。この状況を打開するために、イヤホンジャックを廃止してAppleというブランド力をもう一度認識してもらう事が狙いなのではないでしょうか。

関連商品を販売したい

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2016年第2四半期でiPhoneの売り上げが伸びているのは日本だけとなっています。今まではアメリカやヨーロッパでも常に右肩上がりの成長をしてきたAppleですので、この様な状況に焦っているのかもしれません。

そこで、関連商品を販売して利益を確保しようと考えたのではないでしょうか。Apple社は2014年にBeatsというアメリカ国内でシェア№1のヘッドフォンメーカーを買収しています。そのBeatsでは数多くのBluetoothヘッドフォンやイヤホンを販売しています。

iPhone7でイヤホンジャックがなくなる事により、Bluetoothイヤホン市場が活発になりBeats社の売り上げを伸ばすことが目的なのかもしれません。

AirPodsの普及が目的?

iPhone7と同時に発表された商品の1つにAirPodsという物があります。これまでiPhoneに付属していたEarPodsという有線イヤホンは皆さんご存知だと思いますが、iPhone7ではLightningに接続するイヤホン(EarPods)が付属になります。

しかし、この新しいEarPodsだとLightningを塞いでしまうので、充電しながらイヤホンで音楽を楽しむことが出来ません。これを解消するのがAirPodsなのです。こちらはBluetoothで接続するので、Lightningは空いたままです。また、これまでのBluetoothイヤホンの弱点とされていた、駆動時間の短さを克服するためのAirPodsを充電可能な専用ケースが付属します。これによって24時間以上の駆動時間を確保する事ができます。

Apple社としては、これまで成功してきたMacやiPhone以外にもイヤホン業界にも手を広げてきたという見方もあるかもしれませんね。AppleならBeatsの力もあるので成功する未来が見えているのでしょうか。

まとめ

革新的な技術を数多く世に出してきたAppleですが、今回のイヤホンジャック廃止は少し早過ぎな印象を受けました。しかし、こらからはBluetoothイヤホンの時代になるとAppleは考え、批判を恐れずに実行してきた姿勢は素晴らしいです。

絶好調とは言い切れなくなったAppleが勝負に出た「イヤホンジャック廃止」という大きな仕様変更が吉と出るか凶と出るか、どちらにしてもスマホ業界が面白くなるのは間違いありません。iPhoneMAXも注意して動向を見守りたいと思います。

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